「警戒心」
公立小学校は、子どもたちに警戒心を教える機会が多いな、と思います。
登校時の旗当番にしても、付き添い登校にしても、
「道路は、とても危ないんですよ」
と、大人たちは子どもたちに態度で示していると思うのです。
子どもたちは、道を歩いているときも、常に危険を察知しようとアンテナを敏感に立てています。
下級生が危機に陥らないよう、守らなければならないとも。
自分の身は自分で守ることができる、それが理想の形だと私は思っています。
危機感を持つメリット
危険な状況が起きたとき
または
危険な状況になりそうなとき
とっさに行動できることが、最大のメリット。
頭の中で何度もシュミレーションした状況が、目の前に起きたとき
そしてそれを自分が未然に防ぐことができたときの達成感は相当なもの。
警戒心を持つデメリット
危機感を持っていると
その「危険な状況」が発生したことを予測して
対処法を常に頭の中でロールプレイしてしまう。
その時間のエネルギーを、まだ起きてもいない不吉な未来に消耗してしまう。
警戒心との付き合い方(まとめ)
「大地震が起こったらどうしよう」
「心配なあの件が、蒸し返したりしませんように」
「車が突っ込んできたらどうしよう」
そんな不吉な予想。
思考がグルグル止まらないときは
自分が今出来ることは何か、リストアップしてみる。
それを実践して、あとは天に任せよう。